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ズラタン・イブラヒモビッチの自伝、移民から見た世界

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I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝を読んだ

最近読んだズラタン・イブラヒモビッチの自伝の感想

ズラタン・イブラヒモビッチは元スウェーデン代表の世界的なサッカー選手

スウェーデンでキャリアをスタートさせて

オランダ、イタリア、スペイン、フランス、イングランドと各国のリーグで優勝、得点王を獲得

いまはアメリカのロサンゼルスでプレーしています

どう猛なプレースタイル

イブラヒモビッチは身長195cmで強靭な体幹の持ち主

大きいけど動きは俊敏、足元の技術も素晴らしくドリブルも得意

テコンドーの黒帯で、サッカー選手らしからぬ足技を使います

一番の特徴はそのどう猛なプレースタイル

勝利に貪欲で、感情をむき出しにしてゴールを狙います

彼をマークするディフェンダーはよく鼻を折ったそうです

YOUTUBEにはそんなまとめ動画がたくさんあります

ルーツはバルカン半島

スウェーデン人と聞くとブロンドに青い目のイメージです

イブラヒモビッチはボスニア・ヘルツェゴビナ出身でボシュニャク人の父とクロアチア人の母の間に生まれています

スウェーデン人の血は引いていません

イブラヒモビッチとは、「イブラヒムの息子」という意味みたいです

スウェーデン南部マルメの移民地区ローゼンゴードが地元です

このエリアは治安が悪く、薬物や暴力が蔓延しているところだったそうです

姉は薬物に手を出し、両親は別居、家にはユーゴの音楽と酒しかなかった

近くに住むブロンドのスウェーデン人の女の子に興味はあったけど

移民地区に暮らしていることに引け目を感じて関わらないようにしていたと

自伝には過酷な環境が描かれていて、イブラヒモビッチは自転車を盗んでばかりいます 笑

マルメのチームでは、見学にきたスウェーデン人の父兄からパスを出せとか色々言われたみたいです

スパイクやジャージも良いものはなくて、少年だったズラタンには辛い日々だったことでしょう

憧れの選手はブラジルのロナウド、あとモハメド・アリとブルース・リーも好き

スベンソンではなく「イブラヒモビッチ」だから

ライオンキングと呼ばれ傍若無人に振る舞うイブラヒモビッチですが、

母国スウェーデンには表に見えない形での差別が100%あると語っています

その理由は、自分がバルカン半島にルーツを持つ「イブラヒモビッチ」だからだと

しかしズラタンはそんなことには負けず、怒りを自分の力に変えてピッチで暴れまわるのです

彼の地元、ローゼンゴードには「ズラタンコート」という施設が作られています

飢餓に苦しむ子供たちの名前を体に入れて関心が集まるようにしたり

知的障害者のチームの遠征費用を全額寄付したり

病気の子供たちを見舞いに行ったりとチャリティ活動もしています

移民地区ローゼンゴードにスウェーデン代表10番「IBRAHIMOVIC」のユニフォーム

カッコ良すぎます

興味のある方は是非読んでみてください

読み終わる頃にはズラタンのファンになっていることでしょう

I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝