荒川

荒川にバス釣りに行って暑さに負けた思い出

荒川のバス釣りポイントなんて知らない

 

usi

 

中学3年の頃、
多摩川、相模湖、奥多摩湖、河口湖、
電車で行けそうなところは全部行きました。

 

釣れたのは河口湖だけでした。
当時は本屋にあるバス釣り本をほとんど買ってました。
特にロドリを愛読してました。

 

新しく買った全国バス釣りマップを見て、
行けそうな距離の荒川に行くことにしました。
奥多摩湖に一緒に行った友人と一緒に。

 

たしか大宮で降りてバスに乗りました。
ものすごく暑い日でした。
とりあえず本に書いてあるバス停で降りました。

 

川原を歩いてると陽炎が見えるほど暑かったです。
川とはいえ、かなり自然豊かなところで、
牛や馬がいて、ゴルフコースがありました。

 

予想通りバスは全然釣れませんでした。
そして日陰はへら師が占拠しているため、
直射日光の下ほぼ休憩なしで
キャストしては移動を繰り返しました。

 

二人とも飲み物がなくなったので、
次の自販機で買うことにしました。
しかし、自販機はまったく見えて来ませんでした。

 

二時間近く歩いて限界を迎えた友人
通りがかった消波ブロックの上に置いてあった
アクエリアス(2ℓボトルで開封済み、残り四分の一くらい)を手に取り、
何のためらいもなくがぶ飲みしてました(笑)

dr

 

人間は追いつめられると、
細かいことはどうでも良くなるみたいです。

 

その後自販機はすぐに見つかり、わたしも危機を脱しました。
暑いのと釣れないのでお互い不機嫌に。
昼過ぎなのにバス停の方向に戻ることにしました。

 

だらだら戻っていったので日が暮れはじめました、
最後にバス停のある橋の下で、
消波ブロックの間にワームを垂らしたら小バスが食ってきました。

 

ああ、ほんとにバスはいたんだなと思いました。
しかしフッキングはできませんでした。
割り込んできた友人も、抜き上げたところ空中でバレました。

 

あたりは真っ暗になっていて、
バスに乗った途端どっと疲れが出ました。
家まで遠くて帰り道泣きそうになりました。

 

その後、また荒川に行こうという話は一度もありませんでした。

やはりバス釣りは過酷です。