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草原の実験をみたあらすじと感想

あらすじ

舞台背景

ロシア(ソ連時代)の実話をもとにした映画

カザフスタンのセミパラチンスク核実験場の周囲で暮らしていた人々の話

セミパラチンスク核実験場は四国ほどの面積で、1949年から1989年の40年間に456回の核実験が行われた場所

周辺住民の被曝による健康被害はソ連によって隠蔽された

親子二人の平穏な暮らし

草原地帯にぽつんと建つ家で暮らす父親と娘

厳しい自然環境の中、日々静かに暮らしていた親子

父親は以前から体が悪い様子だった

ある日、軍人らしき人間が放射能測定器を持って家や車、父親を調べにきた

父親の体調はその後もさらに悪化していく

背景はひどい話だが、映画本編に暗い雰囲気はない

しかし最後の10分で全てが吹き飛んでしまう

綺麗な娘も、人々の暮らしも、家も、家畜も

見どころ

広大な大草原

映画の始まりは、広大な草原に一台停まっているトラックの荷台で寝る父親

中央アジアが舞台だとわかる豊かで綺麗な景色に引き込まれる

淡々と広大な草原、地平線に沈む太陽、乾燥した大地の映像が続く

ものすごく綺麗な娘

父親はものすごく綺麗な娘と二人で暮らしている、香港女優のセシリア・チャンに似ている気がする

娘は髪を三つ編みにしているが、白い布を一緒に編み込んでいるのは風習なんだろうか

後半、髪を切るのだがショートもまた美しい

それでトラックを運転したり、馬にまたがる姿が格好いい

この子を取り合う男二人の戦いも地味に面白い

無言劇

この映画はセリフがない

親子の会話もないし、男二人も何も喋らない

そのため、ちょっとした表情の変化で感情を伝えている

感想

セリフなし、登場人物、背景も最低限の珍しい映画

広大な自然の中で娘の美しさが際立つ

誰にこの平穏な暮らしを奪う権利があるのか

何のための武器か、何のための実験か

人間ほど愚かな生物はいないだろう

人種、宗教、イデオロギーの違いで永遠に憎み合い殺し合う

それを利用して金儲けして権力を維持している連中も、全部まとめて吹き飛べば良いのに

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